私は人間で、女性で、そして妻で、お母さん。私は新しい世界を探して描いている。私の内側では、野生や海や宇宙だって感じている。それで叫びたいのです「私でありたい」と。

 

私は絵は窓みたいだなぁと思っている。描くことは、そこに窓を作り手を伸ばすこと。けれどその時、どうしてここに空間が見えるの?と自分に問い直す。だって絵は空間ではない。物でできている。なのにやっぱり空間が見える。どういうわけだろう。

 

キャンバスの面をグラウンドゼロとすれば、そこから幻想(絵)が中へ、現実(絵の具 / 素材)が外へと競争しながら逆方向に空間をつくりだしている。そう、このきわどい釣り合いこそが私が探している世界なんだ。

 

私が観ている幻想と現実が作品の中で重なり合った時、それが私の宇宙。私とは誰なんだろうと考えながら生きている、私自身のレイヤーなのです。

​Statement

© 2020 by Michiko Fujii Fowler. 

  • Instagram
  • Facebook